P2V(仮想化ソリューション)

当社ではVMwareやWindows Hyper-Vなどを利用したサーバーの仮想化移行サービスを行なっております。  サーバー機の耐用年数は一般的に5年と言われています。そしてメーカーのハードウェアサポートもほぼその年数と同じくして終了してしまいます。 サポートが終了したサーバー機を安心して使い続ける事はできますか?  マシンを交換するのは簡単ですが、稼働しているシステムの移行はそうそう簡単なものではありません。そんな時に役立つのが P2V(物理 to 仮想) サービスです。
当社では VMware ESXi などの仮想化インフラを利用したP2V作業を格安でお請けしております。お気軽に ご相談 ください。

■仮想マシンとは
仮想マシン 通常、WindowsやLinuxなどのオペレーティングシステムは1つの物理マシン上で1つしか稼働する事ができません。仮想マシンとはVMwareなどの仮想化ソフトウェアを導入する事により 物理マシンと全く同じ環境をソフトウェアで仮想的に実現させる事を言います。ソフトウェアとして動作するので1つの物理マシン上で複数の仮想マシンを稼働させる事が可能です。
仮想マシンはソフトウェアですからソフトウェアを稼働させる為のオペレーティングシステムが必要です。このオペレーティングシステムをホストOS、 仮想マシン上で動くオペレーティングシステムをゲストOSと呼びます。


■P2V(物理 to 仮想)とは
物理 to 仮想 P2Vとは物理マシン上で稼働しているOSやシステムをそのままの状態で仮想マシン上に移動させる事を言います。 仮想化によるメリットは以下の通りです。
  • 古いOSも古いシステムも大がかりなシステム移行を行なう必要なく、最新のハードウェアに移行できます。最新のハードウェアならば処理速度も大幅UP。
  • 最新のサーバー機のスペックならば1台の物理マシンに古いサーバー機を複数稼働させる事が可能です。例えばPentium!!!時代のサーバー機ならば 最新のマルチコアプロセッサのサーバー機に3〜4台分の仮想マシンを稼働させる事が可能です。
  • 複数の物理マシンを統合する事により、電気代などのエネルギーコストとメンテナンス費用を大幅削減します。周辺機器も減らせる為、大幅な省スペース化を実現できます。
  • 使用率が高いサーバーと使用率が低いサーバを統合する事により物理的なサーバーの利用率を大幅UP。エネルギー効率が向上します。
今や古いサーバーをたくさん並べて動かしている時代ではありません。サーバーは仮想マシンへダウンサイジング、大幅コストダウンへ!

■格安で仮想化
当社のP2VサービスはホストOSに VMware ESXi や VMware Server を主に使用します。(他の選択も可能。) VMware ESXi、VMware Server ともに無償で利用できるソフトウェアです。 ハードウェア製品もOSレスのサーバー機などを導入すればかなりお安く仮想化インフラを構築できます。
例えばHP社のP2V移行サービス は1つのOS移行に250万円ほどかかりますが、当社なら規模によっては数十万からの提示が可能です。(ハードウェア代金は別。全て見積による。)

■お好きな構成を選べます
仮想化インフラもお好きな構成を選んで構築できます。例えば、ホストOSをLinuxにして VMware Server を使用する。ホストOSをWindows Server にして他の業務システムと併用して使いたい。 などお客様の規模やご予算でご相談致します。

■P2V可能なOS
VMware上で稼働可能なOSならばどんなOS(32ビット、64ビット)でも可能です。
  • Windows 2000 Server
  • Windows Server 2003
  • Windows Server 2008
  • Windows XP
  • Windows Vista
  • Windows 7
  • RedHat Enterprise Linux(CentOS)
  • Sun Solaris (x86)
など。


P2V実績

当社で行なったP2V作業実績の一部をご紹介します。

■某信用金庫 事務部 様
老朽化した専用サーバーと専用端末を VMware Workstation にて最新のワークステーションに換装。サーバー1台、専用端末1台と言う構成を1台のワークステーションに統合、自動バックアップ、自動運転スケジュールの構成を行いました。
ホストOS Windows7 Professional x64
VMware Workstation 8
ゲストOS Windows 2000 Server
Windows 2000 Professional
仮想化前
ハードウェア構成
沖電気製 サーバー × 1
Compaq製PC × 1
仮想化後
ハードウェア構成
HP Z210SFF/CT Workstation
P2V手順 コールドクローニング (HDDイメージコピーソフトを使用)
期間 約1ヶ月


■某SI会社データセンター
6台の物理マシンで稼働中のDRM認証サーバーを VMware ESXi を用いて、ほぼ運用を停止する事なく2台の物理マシンに統合。
ホストOS VMware ESXi 3.5
ゲストOS Windows Server 2003 × 4
RedHat Enterprise Linux × 2
仮想化前
ハードウェア構成
HP ProLiant BL460c G1 × 3
FUJITSU PRIMERGY RX200 × 3
仮想化後
ハードウェア構成
HP ProLiant BL460c G1 × 2
1台あたりにWindows Server 2003 × 2、RedHat Enterprise Linux × 1
P2V手順 コールドクローニング (HDDイメージコピーソフトを使用)
ホットクローニング (VMware vCenter Converterを使用)
期間 約1ヶ月


■某システム開発会社サポートセンター
某システム開発会社の顧客サポート用マシン数台を VMware ESXi を用いて、1台の物理マシンに統合。
ホストOS VMware ESXi 4.0
ゲストOS Windows 2000 Server
Windows Server 2003
Windows Server 2008
RedHat Linux 9
CentOS4
Solaris 10
仮想化前
ハードウェア構成
物理マシン3台のデュアルブート環境、及び VMware Workstation 5 によるクライアントマシン上の仮想マシン
仮想化後
ハードウェア構成
DELL Poweedge × 1台に全てを統合
P2V手順 コールドクローニング (HDDイメージコピーソフトを使用)
ホットクローニング (VMware vCenter Converterを使用)
期間 約2週間


その他

お好みのOS、設定で仮想マシンを作成致します。